 |
まぁくん きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしえほん
ジョーゼフ・フィッタント作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画 |
|
 |
えとう まこと さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
おともだちがたくさんいるまぁくん
きょうりゅうともなかよくできるかな?
2006年3月4日
パパとママより |
|
 |
まぁくんは 8さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりとめをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか! ユニコーンのはずがない!」
まぁくんは いま みたものが しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、まぁくん。きょうは きみの ねがいごとをきくために ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「・・・・・・えーっと、 ・・・・・・そうだ! きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど・・・・・・」
まぁくんは こたえました。
|
|
 |
「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
まぁくんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。
|
|
 |
まぁくんと ユニコーンが
ついたのは、うつくしい みずうみの ほとりです。
とってもおおきなアパトサウルスが、
「やぁ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
まぁくんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビック ってどう?」
|
|
 |
「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
まぁくんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
まぁくんが いいました。
|
|
 |
そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて! せなかのキザキザ!」
まぁくんはさけびました。
「あれは ほねのいたで できているんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。
|
|
 |
まぁくんと ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
まぁくんは つきとめたくなりました。
|
|
 |
そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
まぁくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
まなとくんや、ゆうきちゃんや、みかちゃんに
しんじてもらえるかなぁ・・・・・・」
まぁくんは おもいました。
|
|
 |
きがつくと ユニコーンが ないていました。
「どうしたの?」
まぁくんが ききました。
「きょうりゅうたちには なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
まぁくんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。
|
|
 |
とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
まぁくんたちの よこを かけぬけながら
さけびました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と 、まぁくんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。
|
|
 |
やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつした いわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
まぁくんは おもいました。
|
|
 |
「わたしだよ」 と いうこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
まぁくんは
そらをとべるトガゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
まぁくんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。
|
|
 |
エーリエルが まぁくんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」 と、
いいました。
まぁくん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
まぁくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。
|
|
 |
ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつにやってきました。
まぁくんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
まぁくんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです。」
ペンティーは いいました。
|
|
 |
きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「まぁくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
まぁくんが
いえに かえるじかんになったことを
しっていたのです。
だから みんなは まぁくんに
じぶんたちのくにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。
|
|
 |
パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「まぁくん ざんねんだけど
もう ひばりがおかに かえるじかんだよ」
まぁくんは、まだかえりたくありません。
でも、まなとくんや、ゆうきちゃんや、みかちゃんが
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。
|
|
 |
まぁくんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
まぁくんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
まなとくんや、ゆうきちゃんや、みかちゃんと
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしをするね。
さようなら。エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」
|
|
まぁくんが
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと
|